2009.06.02

第75回 (B) DivaSystem七変化【ケース・スタディー】

第二事業本部 CS1部 部長 尾上 徹

■はじめに
未曾有の経済不況といわれる現在の経済環境の中で、現在ほど企業が生き残りをかけて高度かつ多様な情報をスピーディーに収集分析することが要求されている状況はありません。しかし、当然ながら不況のあおりで今まで以上にIT投資は抑制を強いられている状況にあります。
このような難しい状況の中、我々はまず、単に新しいITインフラの構築ではなく、現在利用しているシステムを徹底的に活用することで投資を抑えつつ当初の目的を達成できないか検討する必要があるのではないでしょうか。
今回は、このような考えでDivaSystemを連結決算処理アプリケーションとしてだけではなく、その潜在能力を他の目的にも活用することで「七変化」させ、企業全体のシステム投資において高ROIを実現する方法についてご紹介したいと思います。

■七変化へ向けたキーワード
DivaSystemを他の用途での利用を検討する際のキーワードは以下の4つになります。
・会計から非会計へ
・制度から非制度へ
・連結から個別へ
・一部門の利用から多部門での利用

■DivaSystemの潜在能力とその活用方法とは
まず、DivaSystemの特徴は前提となる連結決算処理アプリケーション以外に大きく3つが挙げられます。
1.グローバルで全社ベースを繋げるオンライン収集インフラ(IGA/EIGS)
2.連結決算情報をはじめとした 情報の一元管理(追加情報画面機能)
3.様々なニーズに対応したレポーティングツール(Formula-X)

1.グローバルで全社ベースを繋げるオンライン収集インフラ(IGA/EIGS)
多くの企業ではグループ会社から会計・非会計問わず様々な情報を多くの部門がバラバラにメールベースで収集しているケースが多いと思います。
(反して子会社では1名で対応しているという状況もよく見られます)このようなメールベースの情報収集ではグループ企業の数・情報の種類が多くなればなるほど情報の加工・分析に非常に多くの労力を要することになります。
そこで、様々な情報をEXCELで作成された収集フォームに入力してもらい、その情報をインターネット経由でデータベースに格納することで、親会社側での加工コストを劇的に削減することが可能となります。
これをDivaSystemではIGAおよびEIGS(EXCELによる収集)という収集システムで実現しているのですが、この収集システムを単に制度会計や管理会計で必要な情報を収集するだけでなく、(1)各グループの人事情報、(2)環境会計に必要な情報、といった非会計・非制度情報の収集といった事例が実際に発生してきています。このような広がりを弊社の収集システム検討の際には是非とも考慮していただきたいと思います。

2.連結決算情報をはじめとした情報の一元管理(追加情報画面作成機能)
幾ら1.で述べたようなEXCELフロントの優れた収集システムがあっても格納された情報を自由に加工集計することができなければ意味はありません。収集した情報は列によって集計が必要な数値情報や集計等加工が不要な文字情報、換算が必要な金額列といったように各社でデータベースに格納する情報とその属性(数値や金額や文字)を定義できれば圧倒的に使いやすくなります。
これをDivaSystemでは各社のニーズに応じたデータベースの格納先を作成できる機能である追加情報画面作成機能で実現しています。各社のニーズに応じたデータベースの格納先を作成できる機能は1.で説明した非会計・非制度情報といった情報収集の前提条件となっているので、1.と合わせてご検討下さい。

3.様々なニーズに対応したレポーティングツール(Formula-X)
多くの企業で情報の高度な分析を妨げているのが、役員報告書をはじめとする各種報告資料作成に関わる業務負荷ではないでしょうか。これらの報告資料作成時において、特に会計情報は多くの場合、報告ぎりぎりになって数値が変更されることが多く、元のデータからの加工だけで担当者は多くの労力を費やし、情報の分析まで手が回らないことが多いと思われます。
この問題に対応するのが、DivaSystemのデータベースをEXCELにEXCEL関数のような操作でデータを取得できるツールであるFormula-Xです。この機能を利用することによって、報告資料の元データがいくら変更されても最新データをデータベースから取得することができます。また多くのレポーティングツールの場合、システムに詳しくないとグラフを多用した視認性豊かなレポートを作成することは難しいでしょうが、Fomula-Xの場合EXCEL関数と同様に操作できるため新たなレポートを作成するのも容易ですし、様式を保存すれば四半期毎に既存のレポートが自動的に出来上がってきます。
また、この機能を利用して、個別会計情報をDivaSystemに格納し、個別会計情報のレポーティングに利用しようという試みも既に行われています。

■最後に
以上より、DivaSystemを活用すれば、連結ベースでのあらゆる情報を収集加工分析することが可能となります。さらに個別会計情報といった連結ではない情報までその範囲を広げることもできます。また、説明した3つの機能がDivaSystemという一つのインフラで実現しているため、1+1+1=が3以上になるようなシナジー効果を生むこともアイデアによっては可能となります。
但し、ここで注意しなければならないのは、情報の利用範囲が広範囲になるということで、経理財務部門だけの視点ではなく企業全体の視点からの情報管理を行う必要があるとともに、企業全体で最適な情報収集方法の検討と各部門間の利害調整が必要になってきます。そのためにも、CIOやCFOを始め企業情報を管理するトップやグループ情報を活用するトップの関与が重要になってくるでしょう。

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