2006.09.25

第8回 内部統制評価・報告制度の導入を控えて

公認会計士 斎藤 和宣

内部統制評価・報告制度は2008年4月以後開始の事業年度(2009年3月期決算)から適用されることが決まっています(金融商品取引法)が、内部統制の目的が財務報告の信頼性ということを考えると連結決算業務は非常に重要なプロセスであることから、さまざまな対応が求められてきていると思います。中でも連結業務に関するドキュメント化および統制手続きの見直し(業務の見直し)などの内部統制対応が非常に工数もかかり大きな負担になります。その一方で、一般的な内部統制の解説書などでは連結業務に関する部分はなかなか触れられておらず、連結決算の現場でも対応に苦慮されていると思われます。

さて、ドキュメント化といった場合には、以下の3点セットが通常必要になります。

1)業務プロセス説明文書
⇒連結決算業務プロセスに含まれるサブプロセスごとに担当者が行う作業や、システム上で発生する個々の処理を簡潔に記載した資料です。
2)業務フロー図
⇒業務フロー図はサブプロセスの中に含まれる各ステップの相互の関係や、連結システム等との関連性、担当部署、担当者間の関係をより明確に図解したものです。
3)リスクコントロールマトリクス(RCマトリクス、RCM)
⇒各サブプロセスに潜むリスクと、それに対応するコントロール(統制活動)の状況を定義したものです。内部統制を整備するうえで、リスクとコントロールの対応関係を整理・検討し、評価・改善するために作成するもので一番重要なドキュメントになります。
これらを連結決算業務について準備するわけですが、大きくは【決算方針検討・準備】、【データの収集】、【データの処理・加工】に分けて考えることができ、それぞれの業務をレベル1つ下げたプロセス(サブプロセス)でドキュメントを作成することになるかと思います。DIVA社からはDivaSystem を利用した標準的な連結業務を想定したテンプレートをご用意してドキュメント化のお助けをしていますので、DivaSystemのご利用と合わせてテンプレートのご利用もご検討ください。

連結決算業務におけるリスクや統制手続き、あるいはシステム活用について、次回 具体的にご説明したいと思います。

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