2009.09.15

第82回 (B) 飛行距離(マイル)とインターネット距離【IT・情報システム支援】

全社支援 特別技術顧問 松原 聡

インターネットの普及とともに会議の形態やコミュニケーションの方法が変わってきました。いまやインターネットを利用したテレビ会議(GoToMeetingやWebEx)などは当たり前のことになってきました。

以前から言われていましたがインターネット距離と地図的な距離の乖離がますます増大してきています。飛行距離(所要時間)は東京→シンガポール・・・3,312マイル(7H)、東京→ハワイ・・・3,831マイル(7.5H)、東京→バンコク2,869マイル(6.5H)です。この3箇所は地図上での距離と飛行時間は似たり寄ったりです。
シンガポールのホテルではビジネスパックで無線LANの高速(HighSpeed)インターネットとのことでしたが、たぶん10Mの無線接続でした。あまり期待していなかったのですが、さすがはシンガポール4~5M程度の速度は出ていて、東京とのSkypeによるインターネット電話やWebExによるPCの画面共有など何の問題もなく出来ました。日本との時差も1Hなのでビジネス的には快適でした。

ハワイのホテル(ハワイ島ですが)はリゾートホテルのせいか、無線LANの10Mと係員(ホテルのエンジニア)は言っていましたが、実際には1M程度で会社のデスクトップにリモートデスックトップ接続してメールチェックするのが精一杯でした。WebExやSkypeでのテレビ会議などは、試してもみませんでしたが試す価値はなさそうでした。

バンコクは最近発展がめざましい都市です。今年の1月よりTrueというバンコクの最大手(日本でいうとNTTのような会社)が一般向けに8MのADSLのサービスを始めました、テレビCMなどで「8Mはスゴーク早いぜ!」みたいなことをやっていましたが、日本の事情からみると5年は遅れているみたいです。尤もこのサービスが開始される以前は、一般向けのインターネット接続はHighSpeedで512K(これが最速だそうです)でした。これからみると8Mはこの16倍ですので、バンコクの人達にとっては、夢のような速度に感じているのかもしれません。私自身もそれまで利用していた512KのHighSpeed(?)では、会社のデスクトップにリモートデスクトップ接続するのもかなり我慢と忍耐をしいられていましたが、8Mの高速(?)インターネットにかえてからは、実速度が2M程度は出ているので快適に、メールチェックやSkypeによる通信・インターネットテレビ等が利用できています。

よくインターネット距離と実際の距離の乖離が言われますが、この距離は飛行機マイルや時間のように、比例(距離が2倍になると所要時間も2倍になる)するわけでなく、利用する技術の進歩に伴いある程度のインターネット接続速度が得られないときには、距離は無限大に伸びていき、ある程度の速度が得られると、インターネット接続の速度が2倍・3倍になってもインターネット距離は変わらないと実感しました。バンコクで512K接続のインターネットではメールチェックですらストレスと忍耐の塊でしたが、8Mの高速(?)インターネット接続では快適に作業ができ、シンガポールと同様に仕事が出来ると感じました。またインターネットテレビよりリアルタイムに日本の情報収集もできることを実感しました。

DivaSystemはインターネット技術を使用して全世界から会計情報を収集していますが、日本で考えているよりずっとインターネットの未開地が多いことを実感しています。収集する情報は肥大化する一方ですが、通信インフラはそれを追従できていないのが実情です。よく弊社の収集モジュールであるEIGSの導入でインターネット後進国との接続速度が問題になりますが、技術の力でこれらの国でも快適に情報収集ができる仕組みをDIVA社は提供する使命があると思っております。

最後に余談ですが、イタリアのフィレンツェに行ったときには、ホテルで有料のインターネットサービスを申し込みました、フロントの係員は自信たっぷりにこのホテルのインターネットは高速だからと自慢していました。ホテルは格式の高い建物でしたので、無線LAN接続でした。フロントの係員が自慢するほどの速度はでてませんでしたが、何よりビックリしたのが、夜の23:00になると、無線LANが切れてしまうのです、翌朝にホテルのフロントで係員の聞いてみると答えは、「自分が帰宅するときに設備(インターネット・無線LAN)の電源をシャットダウンする」と当たり前のように言っていました(だからチャージは使用時間になっていると説明されました)。所変わればインターネット事情も変わるということなのでしょうか?

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