2009.10.27

第85回 (A) バランスシートと呼ばないで【経営・会計最前線】

取締役 兼 財務・総務ユニット長 兼 業務改革ユニット長 野城 剛

昨今話題のIFRSですが、IFRSでは、”貸借対照表(バランスシート)”と呼ばなくなるという話題があります。 “貸借対照表(バランスシート)”と呼ぶよりは、”財政状態計算書(Statement of Financial Positon)”のほうが実態なのでこの呼称を使いましょうというのが正しい論点です。

“バランスシート”という呼称には、いくつか思い出があり、「呼び方を変えましょう」という提案に時代の流れを感じます。
学生時代は、左右の金額が一致するという見た目から”貸借対照表(バランスシート)”と呼ぶのだと説明を受け、そういうものかと思って覚えこんだものでした。IFRSの意図するところは、見た目より、内容で勝負ということでしょうか。
また、社会人になって、貸借が一致しない”貸借対照表”(世の中には、意外と存在しています)を見た先輩が、「アンバランスシートだね」と称して、うまい表現だなと関心した思い出があります。

なお、IFRSは決して”貸借対照表(バランスシート)”というこれまでの呼称を禁止してはいません。

ただ、古い呼称を使っていると、なんとなくIFRSに乗り遅れたような気がします。
会計基準がグローバルに統一化される動きの中で、新しい呼称にも慣れていきたいと思います。
そんな中、今後は、貸借不一致だったら、「財政異常事態計算書だね」と、言ってみようかと考えています。

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