2010.03.24

第95回 (B) 女性社員とその復帰妨げているかべってなに? その解決方法・・【ディーバ哲学】

財務・総務ユニット 総務グループ長 大島 三幸

ディーバ社は今年で13年目を迎え、新卒採用も7期生を迎えるまでになりました。従業員数も徐々に増え、結婚、出産、育児を経験するメンバも増えてきています。ディーバの場合、少子化とは無縁のようで、出産の喜びの連絡を耳にすることがたびたびあります。
また、女性社員で育児休業を取得して既に復帰したメンバもおり、今でも事務方として現場のメンバを支えてがんばってくれています。
また、今年の4月~6月にかけて数名のメンバが、育児休業を終えて現場復帰することになっており、現在メールなどで連絡を取りながら復帰に向けて最終確認の面談を設定したところです。

毎日忙しく育児に励んでいるママには迷惑と思いながらも育児休業中の方にメールを入れてきましたが、育休初期には返信される言葉の端々に母親になった喜びとともに育児の大変さ・楽しさを感じ、徐々にお子さんの成長と共に自分も成長していく過程を一緒に味あわせてもらいました。また、社会から離れて1年、変化の激しい世の中の動きに対して気持ちの中に少なからず不安を抱えている様子も伝わってきます。

「1年近く仕事から離れてしまっているので心配ですが、がんばりたい。」
早くキャッチアップして貢献していきたいという気持ちを受け取ると、仕事と子育てとを両立出来る働きやすい環境を整えなければと再認識させられます。

しかし、皆さん簡単に復帰できるわけではなく、中には、昨年の10月から職場復帰を希望していたのですが、保育所がどこも一杯で不受理が続き、やっと4月1日入所の案内を受け取ったメンバもいます。ちなみに彼女は10所まで希望を提出して、決定したのがその中の「8番目」ということでした。そして、通勤や通学には不便なため引越も検討しているとのこと。

何が問題なのでしょうか。
受け皿である保育所の不足が1つのポイントだと思うのですが、「だったら増やせばいいでのは?」と簡単に言ってしまうと「そんなことわかってる!」と大ひんしゅくを買うような気がしますが、誰でも感じることだと思います。

例えば、今話題の子ども手当の現金支給について賛否両論あるようですが、個人への現金支給ではなく、公に広く、実際に豊かさを実感できる(可視化できる)もの・ことへ支給したほうが、より高い効果が得られるのではないかと思います。

例えば問題となっている待機児童の受け皿となる保育所の増設や、学童保育所(放課後児童クラブ)をもっと充実させることは、小さな小学生のお子さんとそのご家族の生活を守る大きな支えになると思います。さらに安心して働ける環境があれば、安定した収入が得られ、生活が安定することで、子どもの生活環境・学習環境もしっかりと守られていくものと感じています。

企業内保育所を設置する企業を増やしていくためにも、助成金・補助金の充実や運営していく支援体制の充実を計っていくことも大きな意味があると思います。
企業側はせっかく育った人財を失わずにすみ、また労働者にとっても継続的に働く機会を得られることとなり、両者に大きな利益をもたらすことになると思います。

また、少子化なのに、なぜ今、待機児童なのか?
昔のように大家族で子どもの面倒を見てくれるおじいちゃん、おばあちゃんがそばにいられる環境作りも大いに役立つと思います。
勝手なことを言えば、遠方から出てきてくれるご両親に「じいじ・ばぁば子育て支援」があってもいいと思います。
高齢化社会の日本において、地域のお年寄りとの交流で生まれる子育て支援の輪もあると聞いています。
女性の社会復帰の手段はいくらでもあるような気がします。

昨年男性の育児休業を促進する法改正(パパママ育休プラス)がなされましたが、本当に取得しやすい環境を作ることへの支援などが必要になると思われます。

女性の社会復帰にかかわるさまざまな問題を解決するために、あらゆる可能性を考えて、幅広く支援の輪を広げられるような社会であって欲しいと心から願っています。

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