2010.04.21

第97回 (B) 「龍馬は、まっことすごいぜよ」~混沌の時代を生きる【ディーバ哲学】

取締役 事業開発ユニット長 沖野 元司

まさに、龍馬ブームであります。私自身が高知県出身ということもありますが、以前から身近な存在であり、また事あるごとに話題となってきた人物の一人です。
現在のブームの火付け役は、もちろん福山雅治さん主演のNHK大河ドラマですが、これほど龍馬に関心が高まる理由は、現在の日本において、龍馬のようなヒーローの出現が望まれているからではないでしょうか?「歴女」なる言葉も流行りとなっていますが、彼女たちにとっても龍馬は一番人気があるようです。
土佐の一介の浪士が勝臨太郎(海舟)との出会いを中心に、当時の各要人と語り、その人物を認められ、結果大政奉還の影の立役者となるが33歳の若さにて暗殺されてしまうという、かっこよくも不遇な彼の一生への思いが、彼の人気の高さの理由であるかもしれません。

龍馬が生きた時代は、鎖国から開国へ、尊王攘夷と幕府の体制維持等々、日本の体制においてまさに混沌そのものでした。それからわずか150年ほどしか経ていない2010年の現在の日本のおかれている状況も、あらゆる世界環境の変化の中でやはり混沌としていると感じます。
当社の業務に関係するところでは、2015年~2016年に強制適用を迎えるIFRSによる日本の会計制度・業務の変革や、クラウドコンピューティングに代表される業務アプリケーションに関するIT環境の変革など、ビジネスやその環境ともに大きな転換点を迎えています。
龍馬は自身の家庭環境を捨て、時代が大きな変革期を迎えるにあたりその身体を変革の渦の中に投じることを自ら望んで選択しました。私も、彼のこの純粋な挑戦する精神は大いに見習うべきだと思っています。変革期であり混沌としているからこそ、この時代を楽しむんだ!という思いです。私個人としては「混沌」という言葉に元々好感を持っており、物事すべてにおいて混沌でないことの方が違和感を感じる人間であります。「混沌」は、何か新しいものの始まりを期待させてくれますし、混沌から抜け出すために何かを必死で整理しようと取り組むことが出来るからです。企業人としては、混沌を容認してはならず、最短距離で目的の達成を論じねばならないことは充分理解していますが、この「混沌」であることを自覚しないまま近視眼的な判断を行うことの方が間違いだと思っています。必ず新しいものを生み出すことが出来ると信じ、既知の情報のみにとらわれず物事の本質に目を向けた活動を全うしていきたいと考え、その結果当社が現代のヒーローになれることを目指し精進していきたいと思います。
龍馬の人生から、「将来のために今を生きる、今を生きなければ将来はない」というメッセージを感じます。

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