2011.07.05 プレスリリース

ダイセル化学工業、ディーバのグループ経営情報基盤 「DivaSystem GEXSUS」を採用

基幹システムの効率的なIFRS対応ならびに、グループ全体の会計・販売情報の統合を実現

連結会計ソリューションを提供する、株式会社ディーバ(本社:東京都港区、社長:森川徹治、以下ディーバ)は、ダイセル化学工業株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:札場操、以下ダイセル化学工業)が国際会計基準(以下、IFRS)への対応に向け、ディーバが提供するグループ経営情報基盤「DivaSystem GEXSUS(ディーバシステム ジェクサス)」を採用したことを発表します。

ダイセル化学工業では、以前より、約50社の子会社との連結決算業務をディーバが提供する連結会計システム「DivaSystem」を用いて行っていましたが、IFRSへの対応を機に、これまで四半期毎に把握していたグループの連結業績を月次で把握できるようにすることと、国内主要子会社や海外子会社との決算期の統一を視野に入れシステム刷新の検討を進めてきました。
ダイセル化学工業はこれらの実現に向け、以下のような課題を認識するに至りました。

  • 四半期毎(4回/年)から月次(12回/年)で連結情報を作成するには、現在のままでは3倍の業務量になる試算結果がでた
  • 「DivaSystem」に入力するセグメント情報等の作成に際し、表計算ソフトを駆使した属人化された作業が散在しており、容易に標準化できない
  • 多様な切り口での連結情報の可視化・分析のためには、会計情報だけではなく販売情報など基幹系システムが持つ情報もグループ間での統合が必要だが、それらデータを集める基盤も無く、連結情報を経営層の意思決定に十分に活かしきれない

上記課題の解決のため、システム的な対応として基幹システムの改修で対応する部分と連結決算システムの強化で対応する部分とに区別し、後者に関して現在利用している「DivaSystem」に「DivaSystem GEXSUS」を組み合わせた新システムを構築することを決定しました。

【採用に至ったポイント】

  • 「DivaSystem GEXSUS」では、各子会社の会計システムで保持している仕訳帳データを自動で収集し「DivaSystem」へ連携することができるため、月次での連結業績把握にかかる業務量を大幅に削減することができる
  • IFRS対応の中でも基幹システムの改修では対応しきれない、国内主要子会社や海外子会社との決算期の違いによる差異を解消できる
  • 表計算ソフトを駆使していた計算や配賦業務等を「DivaSystem GEXSUS」に任せることで、属人化を排除し業務の標準化を促進できる
  • 「DivaSystem GEXSUS」に統合されたグループ会計情報/販売情報等は統合データ活用ソリューションである「DivaSystem MIPS」にデータ連携され、多様な切り口でグラフィカルに可視化・分析でき、経営の意思決定を支援できる

「DivaSystem GEXSUS」はIFRS対応を早期にかつ高いROIで実現できるグループ経営情報基盤として2010年9月に発売開始しましたが、ダイセル化学工業を含め、既に5社への導入が決定しています。

ダイセル化学工業株式会社(証券コード:4202)について

ダイセル化学工業株式会社は、セルロイド(繊維素系プラスチック)を出発点に、セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学をコア技術として、液晶表示向け光学フィルム原料である酢酸セルロース、たばこフィルター用トウほか各種セルロース製品、酢酸と酢酸誘導品を中心とする各種有機合成品・機能品、光学異性体分離カラム、エンジニアリングプラスチック、エンプラアロイ樹脂、フィルム等樹脂加工製品、自動車エアバッグ用インフレータ、航空機搭乗員緊急脱出装置など、さまざまな分野で事業を行っている化学メーカーです。
東証・大証一部上場

詳細はこちら https://www.daicel.com/

株式会社ディーバ(JASDAQ:3836)について

株式会社ディーバは1997年に設立されたソフトウェアメーカーです。「”意志”決定に役立つ会計システム」というコンセプトに基づき、連結経営やIR活動に対応する連結会計システム「DivaSystem」を主に開発・販売しています。経営効率を高める連結会計システムには、より信頼性のある製品、および高品質なサービスが求められており、格段に高度化・複雑化したお客様の要件を実現できる経営情報の基幹システムとしてDivaSystemが選択されています。
ディーバは、経営情報の透明性を高め、経営品質の向上をサポートします。
2007年2月、ヘラクレス(現JASDAQ)に上場。

DivaSystem GEXSUS(ディーバシステム ジェクサス)について

DivaSystem GEXSUSは、既存の連結決算システム同様に親会社の情報システム基盤上に構築される会計システムです。取り扱うデータを個別会計の仕訳レベルまで、システムの利用者をグループ子会社の個別会計担当者にまで広げ、企業グループのIFRS対応において、子会社を含むグループ各社の個別会計システムの見直しを行わず、グループ各社が主体となって自社決算数値のIFRS対応を行うことができるようになります。IFRS対応を早期にかつ高いROIで実現できるグループ経営情報基盤として2010年9月に発売開始しました。
( 過去のニュースリリース:ディーバ、グループ統合元帳ソリューション「DivaSystem GEXSUS」をリリース)

DivaSystem MIPS(ディーバシステム ミップス)について

DivaSystem MIPSは、単体会計や連結会計等の各種の財務情報に加えて、親会社はもちろん子会社、支社、支店、工場までを含めた企業グループ全体の販売や生産、在庫等のデータを統合、顧客・製品単位での詳細なデータ分析を行うことができまるグループ統合データ活用ソリューションです。
データ活用の領域におけるグループ経営ならではのお客様の課題に取り組むべく、連結会計システム「DivaSystem」と高い親和性を特徴とし、2009年11月に発売開始しました。
( 過去のニュースリリース:ディーバ、グループ統合データ活用ソリューション「DivaSystem MIPS」をリリース)

DivaSystem(ディーバシステム)について

DivaSystemは、連結決算の効率化・高度化・早期化を実現する、大規模企業グループ向けの連結会計ソリューションシステムです。DivaSystemは経営の視点から生まれた連結決算のシステムで、”連結経営”システムへと発展を続けています。高速処理により連結財務諸表を短時間で作成することはもちろん、BI製品との連携によりオンラインでの詳細な経営情報分析を可能とします。ERPとの連携で経営情報として有効な予算データや 人員等の非会計情報も効率的に収集・管理することができます。
東証一部上場企業の時価総額トップ100社のうち48社がDivaSystemをご利用中です。(2011年3月末時点)
DivaSystemは、「誰もが経営情報を見て使える」という視点を持った製品を目指しています。

上記に関するお問い合わせ先

株式会社ディーバ 広報担当 diva_pr@diva.co.jp