2011.07.20 プレスリリース

ディーバとNTTデータ、「DivaSystem GEXSUS」を基盤とした IFRS対応連結会計ソリューション」を提供

グループ各社の単体会計と連結会計をつなぐ新ソリューション「IFRS対応G元帳」

株式会社ディーバ(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、以下ディーバ)は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:山下徹、以下NTTデータ)と、今後強制適用が見込まれている国際会計基準(以下、IFRS)の導入や企業の連結会計業務見直しを効率的かつスピーディ-に実現する新たな連結会計ソリューション「IFRS対応G元帳」を「DivaSystem GEXSUS」(※1)を基盤として共同開発し、提供することを発表します。

本ソリューションは、600社を超える先進的連結会計システム「DivaSystem」の導入実績および連結決算領域でノウハウを有するディーバと、単体会計を中心としたERP領域で多数のシステム導入実績を持つNTTデータグループが双方の強みを活かして構築・提供するものです。
顧客企業においては、グループ会社の会計情報を一元的に収集、管理することによりIFRS対応などの連結決算前の準備を効率的に実施、決算の早期化を実現することができます。

本ソリューションの提供開始は2011年10月を予定しており、NTTデータグループは自社ブランドであるBiz∫(ビズインテグラル)と連携し、単体会計システム「Biz∫会計」(※2)や連結会計システム「Biz∫連結」(※3)と連携したトータルソリューションとして提供します。

概要と特長

「IFRS対応G元帳」は、グループ各社で実施される単体会計と親会社で実施される連結会計とをつなぐシステムで、既存の単体会計業務やシステムに大幅な変更を加えることなく、スピーディかつ安価にIFRS対応を含めた連結会計業務効率化を実現することができるソリューションです。
IFRS対応で新たに求められる注記情報開示や、その注記情報作成に必要となるグループ間取引の照合・消去を、単体会計システム及び連結会計システムと連携して実現します。
また「IFRS対応G元帳」にてグループ会社から連結決算に活用するために収集した情報は、今後、企業のグループ経営管理に活用していくことができます。

「IFRS対応G元帳」の主な特長
1.IFRSに基づく連結決算開示対応:IFRS注記作成支援機能、IFRS組替機能
IFRSの注記作成にあたっては、従来の連結決算用に作成された連結パッケージ等でグループ会社から収集していた財務会計情報より多種類でかつ詳細な情報が必要となり、収集するグループ会社財務情報の粒度を更に細かくするとともに適切に加工し、IFRS注記開示要求に資する会計情報を準備しておくことが求められます。
「IFRS対応G元帳」はこの制度要求に対して、グループ各社の総勘定元帳や補助元帳、仕訳明細等の情報を一元的に集約・管理・加工することで連結決算前業務を効率的に行い、今後のIFRS対応で注記開示に求められるレベルでの適正な情報を提供します。

2.連結決算プロセス効率化:グループ間取引照合機能、債権債務照合機能
IFRS適用により従来以上の多種類かつ詳細な決算開示情報が求められるようになりますが、この要求に企業が応えるためにはグループ各社の財務会計情報を単純合算値ではなく、グループ連結ベースの数値(グループ間取引の照合・消去をされたもの)をもとに連結会計数値を作成していく必要があります。
「IFRS対応G元帳」ではグループ間取引情報の収集、照合、及び未照合レポートの提供といった機能を活用することにより、今後のIFRS対応で求められるレベルでのグループ連結ベースの数値を効率的に作成することができるようになります。

概要図

ソリューションのメリット

IFRS対応等に伴い増加が見込まれる連結会計業務を改善し効率化することができます。
連結会計業務を効率化する結果、決算日程の短縮化、決算開示の早期化が実現できます。
本ソリューションは、ディーバ及びNTTデータグループの顧客企業への会計システム提供実績および顧客へのシステム提供で培った連結会計業務の効率化、連結決算早期化に関するノウハウに加え、NTTデータグループ自身が進めているIFRS対応検討において得られたノウハウ・実績にに基づき開発をしています。顧客企業は、具体的なプロジェクト実績に基づくソリューションとそのメリットを享受することができます。

株式会社NTTデータ(証券コード:9613)について

株式会社NTTデータは、日本トップのシステムインテグレーション企業であり、単体会計システム、連結会計システム、グループ元帳システムなどの各種システム開発・運用で多数の実績を有しています。
東証一部上場。

詳細はこちら https://www.nttdata.com/jp/ja/

株式会社ディーバ(JASDAQ:3836)について

株式会社ディーバは1997年に設立されたソフトウェアメーカーです。「”意志”決定に役立つ会計システム」というコンセプトに基づき、連結経営やIR活動に対応する連結会計システム「DivaSystem」を主に開発・販売しています。経営効率を高める連結会計システムには、より信頼性のある製品、および高品質なサービスが求められており、格段に高度化・複雑化したお客様の要件を実現できる経営情報の基幹システムとしてDivaSystemが選択されています。
ディーバは、経営情報の透明性を高め、経営品質の向上をサポートします。
2007年2月、ヘラクレス(現JASDAQ)に上場。

上記に関するお問い合わせ先

株式会社ディーバ 広報担当 diva_pr@diva.co.jp

*1:「DivaSystem GEXSUS」は株式会社ディーバの製品でグループの会計情報をグローバルに統合可能なグループ統合会計ソリューションです。
*2:「Biz∫会計」は多様化するビジネス要求に応えるために豊富な導入実績を持つ「Biz∫SCAW財務管理システム」で培った日本の商習慣、業務ノウハウを、「Biz∫APF」上に実装し、複数会計基準での情報開示やシェアードサービスでの運用が可能な会計ソリューションです。
*3:「Biz∫連結」は株式会社ディーバの製品「DivaSystem 9」のOEM製品です。
注) 本資料内に記載されている商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標(または製品)です。