2011.11.30 プレスリリース

IFRSアドプション版となるDivaSystemの最新版 「DivaSystem 9.6」を提供開始

早期適用各社のノウハウを吸収した最新のIFRS環境に対応

経営情報品質向上のためのソフトウェアと業務支援サービスを提供する株式会社ディーバ(本社:東京都港区、社長:森川 徹治、以下、ディーバ)は、IFRS(国際財務報告基準)の適用を推進する企業を支援する、連結会計システムDivaSystem(ディーバシステム)の最新版「DivaSystem 9.6」を本日11月30日(水)より提供を開始します。「DivaSystem 9.6」では、早期適用各社との共同開発を元に、最新のIFRS環境への対応を行いました。

早期適用各社のノウハウを吸収

ディーバは、2009年8月に発表したIFRS対応製品開発ロードマップに従い、既に2009年11月にコンバージェンス版、2010年11月にトライアル版を提供しています。このたび提供を開始する「DivaSystem 9.6」はIFRSへのアドプション版にあたり、ロードマップ発表時点で予定されていたIFRS強制適用を見据えてのバージョンとなります。
現在、IFRSの強制適用の時期は流動的な状況ですが、強制適用の時期が後ろ倒しになった場合でも、IFRS適用を当初の予定通り進めていくというお客様も依然として数多く存在しています。そのようなお客様のニーズに対応するため、現時点のIFRSを取り巻く最新状況を踏まえつつ、DivaSystemを利用する早期適用各社との共同開発により吸収したノウハウを反映したアドプション版の提供を開始いたします。

「DivaSystem 9.6」の主な追加機能

■IFRSにおける連結決算に関連する論点への対応

  • 支配喪失を伴わない非支配持分との取引についての機能追加
  • のれんの非償却・減損についての機能追加
  • 未実現損益についての機能追加

■IFRS対応の余力創出を見据えた決算早期化支援

  • 親会社からの通知・資料配信等のグループ会社とのコミュニケーション機能の強化
  • 決算の早期化や経営管理業務を支援するため、キャッシュフロー分析や多次元分析機能の強化

■その他IFRS関連対応機能の追加

  • 注記の記載量増加に対応するため、注記分析に関する機能強化
  • 運用の多様化に伴うマスタメンテナンスの複雑化を緩和する機能強化

DivaSystem 9.6へは通常バージョンアップでの対応となり、既にDivaSystemをお使いのお客様に対しては、基本モジュールを通常保守費用内にて提供します。また既存のお客様約650社のうち、20社は既にDivaSystem 9.6へのバージョンアップを予定しています。
新規のお客様に対しては、今後1年間で50社への導入を目標としています。

IFRSについては、いまだ未確定な点もございます。ディーバは、常に最新の状況をウォッチし、お客様のIFRS対応を滞りなくご支援できるよう、今後も継続的な開発を行なってまいります。

株式会社ディーバ(JASDAQ:3836)について

株式会社ディーバは1997年に設立されたソフトウェアメーカーです。「”意志”決定に役立つ会計システム」というコンセプトに基づき、連結経営やIR活動に対応する連結会計システム「DivaSystem」を開発・販売しています。経営効率を高める連結会計システムには、より信頼性のある製品、および高品質なサービスが求められており、格段に高度化・複雑化したお客様の要件を実現できる経営情報の基幹システムとしてDivaSystemが選択されています。
ディーバは、経営情報の透明性を高め、経営品質の向上をサポートします。
2007年2月、ヘラクレス(現JASDAQ)に上場。

上記に関するお問い合わせ先

株式会社ディーバ 広報担当 diva_pr@diva.co.jp