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2017年10月04日

株式会社ディーバ

第287回 (B) 野球の高度化と経営管理の共通点

カスタマーエンゲージメント本部 営業統括部 中日本営業部
中日本営業グループ長 東野 富夫

名古屋オフィスは今年10月で開設からおかげさまで9年目を迎えることとなります。私も名古屋オフィスの開設に合わせて大阪から転勤で来て、こっちの生活が長くなったもんで、名古屋弁がすっかり板についてきたがや。(※本当は関西弁が抜けていないです。)

さて、私の好きな野球を通じた気づきを書かせていただきます。

以前と比較して野球に関する情報量が多くなっており、特に個人成績の詳細化が進んでいます。20年ほど前の手持ちのレコードブック(1シーズンの全選手の公式記録集)を見ると、投手では登板試合数/勝数/負数/セーブなど23項目、野手では打率/ホームラン/打点など20項目のデータが列挙されています。それに対して現在では、スポーツナビなどの一般的なWebサイトでは投手で26項目、野手で24項目と少し増え、個人で運営されている野球のデータサイト(というものが存在します)ではそれぞれ30項目あるものもあり、より細かな情報が提供されています。細かい情報といっても全く新しい数字は少なく、従来ある数字から割り出されたものが追加されているのです。代表的な指標では、打者だとOPS(出塁率+長打率)、投手だとWHIP((被安打+与四球)/投球回)が挙げられます。新しい指標により選手の価値基準が変わってきているのです。

このような選手データの詳細化の動きはアメリカが先行しています。アメリカでは30球団の貧富の差が激しく、特に大都市と地方都市の格差は、日本のそれとは比較にならないほど大きいからです。そのため弱小球団は工夫をして、強くなる必要があるのです。従来の指標で評価されている選手(ホームラン王や最多勝投手)を得るには高額な資金が必要となりますが、弱小球団ではそんな予算はないため、他球団が見向きもしない選手を、従来の指標とは異なる独自の指標で評価し、安く獲得し始めたのです。

資金はなくても、強くなれる。日本でも年俸の低い広島東洋カープが連覇したのもこのような背景と選手育成の上手さがあったと思われます。

チームの編成や方針を考えるのは、アメリカではGM(General Manager)が行いますが、金融アナリストやMBA取得者などのエリートが就任するケースがあります。ビッグデータを分析して、傾向を見出し、新たな観点で選手を再評価する、この活動が株式投資(本来の価格より安い株を見出し、高く売り抜ける。)と近いためと言われています。

昨今、弊社が行っているグローバル経営管理の高度化でも同じような話をよく伺います。加速するグローバル展開や急激な環境変化に対し、従来の管理指標では見えないことが多く、これを改善したいというご相談です。弊社には優秀なブレーンが多くおり、また情報を活用するツールとノウハウが多くございます。野球よりも厳しいグローバルビジネスの世界で勝ち組になるため、弊社を活用いただければ幸いでございます。