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2017年11月29日

株式会社ディーバ

第291回 (B) 「働き方改革」のヒント

カスタマーエンゲージメント本部 カスタマーコネクション部 アカウントサポート
第3グループ長 城貝 忠仁

「働き方改革」って残業を減らすことでしょうか。人は急激に生産性を向上できるものなのでしょうか。多様な人材の活用はどのように進めるといいのでしょうか。

皆様の会社でも「働き方改革」に対する取り組みを検討され、実践に移されている方も多いのではないでしょうか。残業規制を強化されたり、正規雇用の方を増やしたりという話題はよく耳にしますが、そもそも働き方改革の背景や目的は何なのでしょうか。

背景としては、生産年齢人口の急激な減少です。団塊ジュニアが労働力として加わった1995年をピークに2060年には半減するという推計が出ており、深刻な労働力不足があげられます。それに対して、「一億総活躍社会」の実現を目的として、長時間労働の解消、非正規と正規の格差是正、高齢者の就労促進を掲げています。これらの目的を達成するために、皆様はどのような施策を打たれていますか。

労働力不足を解消するために、労働生産性の向上、働き手の増加というポイントがあげられますが、人が急激に生産性を向上するのには限度があり、多様な人材を活用するための採用、育成、業務の準備は相当なスキルと時間を要します。そこで、重要な視点となってくるのが、業務の徹底的な棚卸しです。業務を定型・非定型に分類し、定型業務は新しいリソースやテクノロジーに任せ、非定型業務は既存のメンバーが注力でき、高付加価値なアウトプットを出せる環境を作ることだと考えます。結果として、既存メンバーが働くことから得られる満足度や成長を実感できることが働き方改革の本質ではないかと考えます。

そこで、私が所属する部門での取り組みを紹介したいと思います。カスタマーコネクション部では、既存のお客様が連結決算業務をスムーズに実施いただくことをサポートしております。お客様も増えており、既存業務のキャパシティ増大が急務となり、部門内で長い間プロセスの見直しがなされずにいた業務の棚卸しが必要になりました。その結果、一部の定型業務をテクノロジー:RPA(※)によって自動化し、高生産性を実現しました。また、テクノロジーを駆使して、RPAを開発したのは、コンピュータサイエンスを専攻していた外国籍の新卒社員でした。

既存の業務の中で定型業務を切り出し、新しいリソースとテクノロジーに任せたことにより、既存メンバーはデータ分析などの業務に注力できるようになり、RPAを開発したメンバーに対するリスペクトの思いや新しい発想に対する刺激を抱くようになりました。

労働力不足の解消に向けて、人(社内・社外)、AI、RPAの共存、共生は不可欠だと思いますし、新しいリソースやテクノロジーを活用するための業務の棚卸しのプロセスこそが民間レベルで取り組める「働き方改革」につながっていくと捉えています。

※RPA(Robotic Process Automation)

ロボティック・プロセス・オートメーションとは、認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みである。人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われている。(Wikipedia引用)

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