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2018年03月22日

株式会社ディーバ

第299回 「田中ジョブズ」と呼ばれて

プロダクトソリューション事業本部 CPM事業部 開発統括部
グループ経営システム基盤開発部 マネージャー 田中 真幸

「コミュニケーション」皆さんは得意でしょうか?苦手でしょうか?
私は苦手です。

 

とはいうものの、経団連の新卒採用に関するアンケート調査結果によれば、「選考にあたって特に重視した点」の第1位は15年連続「コミュニケーション能力」ですし、プロジェクト・マネジャーの教科書的存在であるPMBOKでは、「プロジェクト・マネジャーが自分自身の仕事の中で、コミュニケーション関係の仕事に費やす割合は90%」と書かれていますから、組織の中で生き抜いていくためには、「コミュニケーション」は避けては通れないのでしょう。

 

ですが、私はコミュニケーションが苦手な人こそ、最強のビジネス・コミュニケーションをおこなう素質を持っていると思います。

 

なぜか?

 

それは、「コミュニケーションをしたくないと思っているから」です。

 

???

 

何を言っているのか解らないとは思いますが、もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。

 

ほぼ20年前、「他人と会話しなくてもよさそう」というイメージを持ってIT業界の門をくぐりました。しかし、待ち受けていたのは、「要件定義」「レビュー」「進捗報告」….と、コミュニケーションの連続でした。

Visual BasicやJavaといったコンピュータ言語で、コンピュータと対話することは得意でしたが、人間の言葉でお客様や同僚・上司とコミュニケーションをとるのには四苦八苦していました。そんな時、「田中さんの説明はわかりやすいね」と評してくださるお客様がいらっしゃいました。「コミュニケーションは苦手」と決めつけていた私には、思いもよらない言葉でした。

 

「簡潔で、論理的で、結論がはっきりしている」と、そのお客様はおっしゃいました。なぜ私はそのようなコミュニケーションができたのでしょうか?その時の私の頭の中はきっとこんな感じだったと思います。

 

つまり、コミュニケーションへの「苦手意識」が、コミュニケーションの回数を減らそうという「動機」につながり、効率的なメールの書き方や話し方を磨くという「行動」をとおして、「簡潔で、論理的で、結論が明確な伝え方」という「結果」に結び付いたのだと思います。仕事でのコミュニケーションは、「情報が正確に相手に伝わること」「相手に動いてもらうこと」が大事なのであって、ただ単に「おしゃべりがうまければいいのではない」ということに気づきました。もし、このメールマガジンをお読みの方で、コミュニケーションに苦手意識を持っている方がいらっしゃいましたら、その苦手意識を、効率的なコミュニケーションを目指すモチベーションに変化させてみることをおすすめします。

 

さて、「伝える内容」についての苦手意識が薄くなるとともに、「伝え方=プレゼンテーション」の能力を向上させたいという思いが強くなり、私は、「トーストマスターズクラブ」というところに入会し、スピーチやプレゼンテーションの練習をするようになりました(ご興味のあるかたはこちらを参照ください)。

私がディーバに入社したのは昨年の7月ですが、ほどなくしてCPM事業部内でプレゼンをおこなう機会が2回ほどありました。練習の甲斐もあり、フィードバックはおおむね好評で、一部では「田中ジョブズ」という恐れ多いニックネームをいただきました(蛇足ですが、一度だけスティーブ・ジョブズの生キーノートスピーチを見たことがあります)。スピーチの練習をする中で学んだテクニックの中から、今すぐにでも使えるものを一つだけ紹介したいと思います。

 

それは、

「えーと」「あのー」

と言わない。

 

これだけ。これだけですが、話の中での「えーと」や「あのー」は聞く方からすると結構耳障りで、あまり多いと話の内容が頭に入ってこなくなります。話している最中に次の言葉が思い出せないと、つい「えーと」や「あのー」と言ってしまいがちです(私も練習する前は1分間に2回以上言っていました)。ですが、そんな時は思い切って「沈黙」を保ってみましょう。すると、自信をもって話しているように見え、説得力が大幅にアップします。

 

私の場合は「コミュニケーション」でしたが、その他の苦手意識も見方をかえれば、改善へのモチベーションにつなげられると思います。このコラムが、皆様のそんな気づきにつながると嬉しいです。

 

P.S.
よく考えると、「田中ジョブズ」ってどっちも苗字ですよね。
あと、根が技術者なものなで、どちらかというとスティーブならジョブズよりもウォズニアック派なのは内緒です。