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2018年05月09日

株式会社ディーバ

第302回 (B) しゃべって、描いて、創る

プロダクトソリューション事業本部 CPM事業部
グループ経営システム基盤開発部 マネージャー 原田 弘太

おしゃべりや、お絵描きは、システム開発の現場から遠いイメージがあるかもしれませんが、最近、私たちのチームではこれらのことが開発プロセスの中で大切な役割を占めるようになってきています。

 

システムに対する要求の多様化や環境の変化にスピード感を持って対応していくため、「デザインシンキング」の概念・プロセスといったものや、「UXデザイン」の手法などを試行錯誤しながら取り入れ始めているのですが、その活動を進めていく中で開発者が自らしゃべり、そして描くという場面が増えてきています。

今まで一人で考え、黙々と作業することが多かった開発者も、たくさんしゃべることでアイデアを整理し、新たに出てきたアイデアやイメージを文字や絵にすることで思考も整理され、より目的にフォーカスした検討や議論ができるようになっています。

ペンを使って実際に文字や絵を描くことから何年も離れていたので、始めは自分の書いた字の汚さと、ひどい絵に愕然としたものですが・・・、それも次第と気にならなくなります。 

そもそも前述の「デザインシンキング」は、デザイナーの思考、発想法を利用することによって、革新的なアイデアや、ユーザー視点に立った商品・サービスの創出を短期間で行えるようにするというところから生まれたものなので、チームでこの取り組みを始めてからは、私の目の前のデザイナー(妻)を観察することで、多くの気づきを得られています。

 

私の愛する妻は、身の回りで利用される商品の企画、デザイン、ブランディングなどを手掛けるデザイナーなのですが、やはり、よくしゃべり、たくさん描き、ものすごいスピードで商品やサービスのイメージを創り上げていきます。時折、出来上がったイメージを見ることもあるのですが、ラフなスケッチであっても目的が簡潔に伝わり、一瞬で共感することができるものとなっています。

更に、イメージを創り出す過程を細かく観察してみると、まず、取り組むテーマを様々な角度から考えるところから始まり、頭の中をほぼそのことで埋め尽くしていきます。その次に、テーマに沿って可能な限り多くのインプットを取り込んでいきます。そのため、週末・平日、遠近問わずに興味のあるスポット・ショップ、展示会や商業施設を巡ったり、多くの媒体をチェックしたりして自分に取り込みます。その後、ユーザーはどのようなものを求めているのか、自分たちはどのようなものを提供したいのか、といった目的となる部分を明確にした上で、様々な人と話しながら多くのイメージを描き出していきます。その過程で目的に沿わない部分を可能な限り削ぎ落とし、最後により多くのユーザーの共感を得るために「きゅん」となるポイントをなるべく多く付加していくのだそうです。

 

目的の追求、多くのアイデア・イメージの創出、エッセンスの抽出、+αの付与、といったデザイナーの思考は、システムやサービスの開発にもそのまま利用できるものと考えています。私たち開発チームも、本当に求められるシステムやサービスの提供を目指して常に考え抜き、しゃべって、描いて、創って、多くの「きゅん」、開発者としては「Wow!」ですかね。これからも多くの「Wow!」を届けられるよう取り組んでまいります。