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2018年06月06日

株式会社ディーバ

第304回 (B) 「イケメンがいると生産性が落ちる」と言われても(悩)

人事総務部 部長 藤岡 淳一

ワークライフバランス、働き方改革や、生産性向上など様々な言葉が注目されています。

言葉は違いますが、目指していることは、社員目線でいうと、残業の削減にとどまらず、働く時間・場所の自由度を広げるなどして生産性を高めると共に、やりたい仕事で成果を出して働きがい、ひいては人生における幸福感を高めること。

経営目線でいえば、人財の価値や業務品質を向上すると共に、魅力ある職場にすることで、優秀な人財に働き続けてもらい持続発展的な事業成長を果たすこと。つまりは、「社員が幸せ⇒会社が持続発展」状態を目指すことだと個人的に捉えています。

ちなみに、当社におきましてはRPAを活用し、社員がより高付価値の業務にシフトすることで、仕事を通じた満足度や成長を実感できるようにするなど改革が進んでいます。
      ※メールマガジン291号「働き方改革」のヒント より
          https://www.diva.co.jp/news/mail_magazine/291b/

「社員が幸せ⇒会社が持続発展」状態を目指すには、そもそも何が幸せなのかを考える必要がありますが、この点については読者のみなさまそれぞれの生き方や基準がありますので、ここでは目指す状態に必要な要素のひとつであり、比較的捉え方のブレ幅が小さいと思われる『生産性(アウトプット(成果)÷インプット(資源))』を取り上げて、その向上にはどういった取り組みの糸口があるか、みなさまと考えてみたいと思います。

生産性向上のためには、
      ①インプットを減らしてアウトプットを維持する(投入資源削減:時間・人数など減らす)
      ②インプットを維持してアウトプットを増やす(成果増:時間当たりのアウトプット量を増やす・質を変える)
その他、インプットを減らしてアウトプットを増やす等いくつかパターンが挙げられます。
加えて、対象(個人・環境)を掛け合わせることで生産性向上の糸口は広がっていきます。

生産性向上の方向性 対象
個人 環境
スキル マインド 仕組み 取り組み
投入資源削減:時間・人数など減らす ・段取り、プロジェクトマネジメント力

・本質的な問題を解決する思考力

・マクロなど効率化スキル

など

・残業しないことを前提とする

・目的志向による無駄作業の排除

・時間をかけてどうにかする根性論NG

など

・AI、RPAなどテクノロジーの活用

・業務標準化

・通勤時間の削減(在宅ワークなど勤務時間、場所を選ばない働き方)

など

・不採算案件や事業廃止

・上司の指示変更による手戻り改善

・帰りやすい雰囲気づくり

など

成果増:時間当たりのアウトプット量増やす・質変える ・発想力(ラテラルシンキング、デザイン思考)

・専門知識や技術

など

・アウトプットの付加価値を高めるための目線の引き上げ

・能率向上のための集中(マインドフルネス)

など

・集中スペース、コラボレーションを誘発するオフィス、ITインフラの整備

など

・「社員がしたいこと(WILL)できること(CAN)」と「会社組織として果たすべき(MUST)」がマッチしている業務アサインや配置

・個人の強み、多様性を活かしたチームでの価値創造

など

 

こういった枠組みを意識して生産性に関する現状を社内で聞いてみると、色んな気づきが得られます。個人的な話で恐縮ですが、私自身本人任せになりがちな「能率向上のための集中」については、以下のような理由で維持できない場合があるようです。

◆外部からの刺激系
   「XXさんからよく話しかけられる」
   「電話、メール、チャットでの連絡が多い」
   「周りのおしゃべりがうるさい」

このため生産性を高めるために、外部からの刺激が少ない早朝や遅い時間帯にまとめて集中して作業をする。日中においては、イヤホン、耳栓をする。オフィス近くのファミレスで仕事をすることがあるとのこと。
ちなみに、カリフォルニア大学のグロリア・マーク教授によると、「一度作業を中断してしまうと、再び集中した状態に戻るには23分かかる」という調査結果があるそうです。

◆不安系
(仕事編)
   「この仕事、難しくてどう対応したらよいのか分からず」
   「同時にやらないといけない仕事があって、どれから手をつけようか」

(プライベート編)
   「家族の急な体調不良」
   「相方(妻・彼氏・彼女)とケンカ中でして」

こういった不安や心配については観察だけでは分かりにくく、特にプライベートのことは聴いてみないと分からないので、OPENに話してもらえる信頼関係づくりが重要です。ちなみに、脳にはワーキングメモリ(短い時間に情報を保持し、同時に処理する能力のこと)というのがあって、不安が生じると本来取り組むべきことがメモリから外され集中が切れ、生産性が下がるそうです。

その他、「花粉症がつらい」「座っていて腰が痛い」「眠い」といった身体のコンディションに関するもの。変わり種では「イケメンが近くにいたら集中できない」というのもありました(逆に頑張って集中できるのでは・・・?これに関しては人それぞれでしょう)。

生産性向上のために必要と思われる集中を取り上げましたが、人によって困りごとは様々です。生産性向上を自分ごととして捉えて各自が解決していますが、会社としてバックアップをしつつも個別事情をすべてカバーすることはできないので、結局、マネージャーが、個人のおかれた状況や内面をタイムリーに把握してケアする必要があるのだと思います。

さて、ディーバでは、 生産性の向上に貢献すべく、ITを活用したソリューションを提供し、お客様業務の効率化を実現してより付加価値の高い業務にシフトできるようにご支援しています。生産性向上にお困りの方は、是非ともお問い合わせ下さい。