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2018年08月01日

株式会社ディーバ

第308回 (A) 2018ワールドカップロシア大会でみた「データ分析」の進化

プラットフォーム開発統括部 データ連携アーキテクチャ部
D1グループ グループ長 佐藤 政美

サッカー界だけではなく、近年、スポーツ界全体におけるデータ分析の進歩は目覚しいものです。

ワールドカップTV放送中にも、随所にデータ分析による情報が実況者から伝えられるようになりました。

「パスの本数」「パスの成功率」「シュートの決定率」「ボール支配率」などの情報がリアルタイムに発信され、プレーを見る楽しみとは違う”別の楽しみ”を視聴者に与えています。

 

決勝トーナメント1回戦(スペイン対ロシア)で「スペインのパスが1000本を超えました」という実況に対し、うちの妻が「すごい、ちゃんと誰かが(目で見て)数えているんだー」と反応、私は即座に「なわけあるかー」とツッコミを入れたものの、妻の何気ない発言をきっかけに、一人のエンジニアとして、どのような仕組みでデータ分析が行われているのかを調べてみました。

 

【データ収集の仕組み】

・選手とボールの動きを追尾できるカメラユニット2台をスタジアムの高い位置に設置
・2台は、それぞれのハーフピッチの映像を捉える
・1つのカメラユニットには、3台のカメラを搭載し、映像を収集
・収集した映像をリアルタイムに合成し、画像認識技術によってデータ化

ということで、ここは、大方の予想どおり「画像認識技術」によるデータ収集でした。

 

【データ分析の仕組み】

・収集したデータを「専用のソフトウェア」が分析用に加工・変換
・分析する目的に応じて、データ加工・変換の内容は様々

なるほど、当たり前ではありますが、「試合に勝つこと(チーム運営側)」と「試合の行方を予測したい(視聴者)」では、分析の目的が異なり、分析用として提供するデータも大きく変わるということですね。

 

そしてFIFAは、今大会からすべてのチームに対して、2台のタブレット端末を配布し、1台はスタンドから試合を見るアナリスト向け、もう1台はベンチにいるコーチ向けとして、双方が交信できるシステムを導入しました。

このような影響もあってか、データ分析を行い「組織的な戦術」をしっかり立てたチームが上位に勝ち上がった大会だったのではないでしょうか?

 

私は現在、グループ各社の仕訳データを収集し、連結会計につなぐパッケージ製品を開発しています。

この製品の開発当初から要望のある「”グループ・ガバナンス強化”を目的としたデータ分析」というテーマに対し、前向きに取り組みたいと改めて思いました。