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2018年11月14日

株式会社ディーバ

第315回 (A) 企業が成長を続けるための重要なポイントとは?

CPM事業部 コンサルティング3部 第2グループ長 池本 岳司

企業が永続的に成長し続けることは不可能であり、その過程で踊り場や苦境が必ず訪れます。
その際でもそのまま崩れることなく、再び成長軌道に戻すことができるかどうかには、重要なポイントが存在します。
皆様はそれを何だと思われますか?

製品力、営業力、経営者のカリスマ性・・・等々、いろいろと思い浮かべられた方も多いかと思います。
確かにこれらも重要なポイントだと思いますが、私はその重要なポイントはただ一つ、

◎企業の上下左右の透明性を担保(可視化)すること

これに尽きるのではないか、と考えています。
ここでの「上下」とは経営層と社員、「左右」とは各事業部をイメージして下さい。

例えば全社業績が下降傾向に差し掛かった時に、実際にその透明性を担保できていないとどういったことが起きるのでしょうか?

・業績の良い部門A:
                    自部門はこれだけ数字を作っているのだから、B部門が足を引っ張っているせいだ。
                    経営層はこの状況をどう考えているのか?

・業績の悪い部門B:
                    必死で立て直そうとしているのだから、今は数字を上げやすい部門Aがカバーして欲しい。
                    経営層は自部門の状況に対し、向き合ってくれているのか?

このような不要な疑心、他責、他力本願といった非生産的な思考が蔓延し始めます。

そしてそういったことを考えている暇があるなら、それぞれ数字をどう作るか?を考えるべきで、その事態に陥ることを防ぐためにも、上下左右の透明性が担保出来ていることが重要となります。

それが出来ていると、

・業績の良い部門A:
                    部門Bが厳しいから、今は自分たちがさらに数字を作ってカバーしなければ。
                    経営方針も明示されていて、それに向かって進めばよい。

・業績の悪い部門B:
                    今は部門Aにカバーしてもらっているから、早く数字を作らねば。
                    経営層も状況を把握してくれており、期待に応えたい。

このような一体感の醸成に繋がり、下降のフェーズでも乗り越えられる強い組織創りに繋がります。

透明性の担保のための具体的な取り組みとして、社内報があります。
レガシーだ、と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、とある企業で私の旧友がそれに関わっており、有効に機能しているさまを聞きました。

  • 経営層のコラムにて、経営理念などをリレー形式で明示
  • 社内各部の取り組みとともに、その活躍社員にフォーカスし、行っている業務、大変なこと、やりがいのインタビュー

これらを記事にしており、隣の部が何をやっているのかがわからない、経営層が何を考えているのかわからない、といった疑心の蔓延が防がれています。
この他にも、社内Webでの活躍社員の「私の履歴書」や、よりアテンションを引く手段として、インターネットラジオでコンテンツを提供している企業もあり、インターネット化が進んだ現在ではその手段方法は多く存在します。

さらには、業績が好調なタイミングから、これら取り組みを始められていることが理想です。
業績が下降し始めてからでは「対応が後手になっている」と捉えられるため、たとえその取り組みがポジティブであっても、実行による効果は薄れてしまいます。

また、上下左右の透明性の担保(可視化)とともに、企業の健康状態を表す前提となる予算や実績、見通し数字についても可視化は欠かせません。私が所属するCPM事業部では、それらの効率化から高度化まで、支援をさせて頂いております。上記取り組みの足掛かりとして、是非一度、弊事業部まで、ご相談ください。