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2019年06月19日

株式会社ディーバ

第329回 東京2020オリンピック後の世界はどうなるのだろう

プラットフォーム開発統括部 統括部長 三宅 良和

夏季オリンピックとして日本での開催が56年ぶりとなる第32回があと1年強に迫ってきました。オリンピックの前後には大きな社会の変革があります。前回1964年の第18回はオリンピック“前”を体験できていない世代なのですが、インフラ面では今では当たり前になったものが整備され、社会の働き方、暮らし方が大きく変革しています。東海道新幹線の開通、首都高速の整備、東京モノレールの完成など、移動手段が多様化、高速化し、物理的な距離・時間の差を超えて、人とモノが交流する社会になっています。今ではあまりにも当たり前になっているので、その前の時代を想像できないですが。
今回は、自分自身がその変化の前後を見られるという貴重な体験ができるので、どう変わっていくのだろうというのも、大会参加と合わせて楽しみにしています。
2020年に向けてインフラ整備は進んでおり、東京の雰囲気が大きく変化しているのを感じるトピックはありますが、個人的にインパクトが一番大きいと思っているのがITによるインフラの変化です。

たとえば、宿泊という体験も、従来のホテル多様化だけでなく、「民泊」の概念も広がってきて市民権を得るところまで来ています。Uberなどのタクシーサービスは日本ではまだ難しそうなものの、カーシェアリングは都市部では着実に拡がってきており、所有から利用へというシェアリングエコノミーという価値観が日本でも一般化してきています。
また、政府が後押ししている電子マネーも、公共交通機関の利用料や売店での利用などずいぶん前からありますが、ネット、お店での利用など、利用範囲の大きな拡大でオリンピックを契機にかなり大きく変化するところでしょう。

このようなサービスは、ITによるインフラ・アプリ・デバイスの前提が無いとコスト的に成り立たないモデルで、高速で安価に利用できる通信環境、スマホなどの個人端末の普及という社会変化が加速の鍵になってきていると思います。さらにウェアラブルデバイス、eスポーツなども含め、デジタルな仮想世界とアナログな現実世界が自然に融合をしていける技術進歩とこれらで将来どう世の中が変わっていくのだろうと想像し、自分でも経験をしながら変化を楽しんでいます。

その反面、仮想と現実の線引きが曖昧になることでもあり、気がかりなところもあります。たとえば電子マネーについてです。

私には小学生の子供がいるのですが、子供たちにお金という概念を理解してもらうには、やはり、紙幣や硬貨という「実物」に触れて、使って、はじめて価値や意味合いを理解できるのではと思うのです。
ただ、自販機でも、コンビニでも電子マネーなどのカード利用が普通になってきていますし、スーパーもどんどん電子マネー化が進んでくるのではと思っています。
今はまだ、子供たちにお小遣いや、お使いのお金を渡すとかができますが、近い将来、そのような方法はノスタルジーの世界になってしまうのかもしれません。

デジタルな仮想世界と現実世界のつながりをどう認識して、技術をどう上手く活用していくのか、人が人らしく、自然に活動できること。その模索をしている時代だと考えています。
発想したり協業したり、日々の業務も含めて活動を自然にサポートしていく、そこにリアルな触感・感覚を残しながらITが人を自然にサポートすることができれば、働き方や普段の生活も大きく変わってくるのではないでしょうか。
弊社がフォーカスしている「グループ経営」というテーマにおいて、日常の業務がITによりどのように自然にサポートできるのか、作業に追われるのではなく、未来を考える時間にシフトできる革新をご提供できるよう、製品・サービスの開発をすすめています。
ぜひ新たなリリースにご期待ください。