メールマガジン

お問い合わせ・資料請求

2019年10月30日

株式会社ディーバ

第338回 (B) 空の色と街の匂い

開発統括本部 クラウドアプリケーションデザイン部 篠崎 由喜

周囲は情報で溢れ、日々は情報を処理する時間で埋め尽くされている。
仕事ではPCに向かって必死に情報を作りこみ、休憩時間や隙間時間もスマホでせっせと情報収集。

自らを情報で満たして、結果どこかいつもせわしなく感じてしまう。
数年前からそんなことを考えるようになり、普通に生活していると常に脳に負荷をかけ続けているなと感じるようになりました。
コンピューターで例えれば、CPUに高負荷がかかり、メモリはカツカツ、冷却ファンがうなりをあげている状態でしょうか。

そのような時間は珍しくない、程度はあれ毎日そんな状態が続いている方もいらっしゃるかもしれません。

では、全く逆の状態はというと?

情報の洪水から逃れて、五感が穏やかに働き自分の内と外がしっかり認識できる状態。
脳が何かを考えることを緩め、解放され、静かな時間。

意識しないとそんな時間があったことすら忘れているかもしれません。
情報から解放された時間は、忙しく働き続ける脳のバランスをとる大切な時間だと思います。

ただ、情報から解放された余裕のある時間を作ろうとすると、仕事に家事に趣味にと忙しくてなかなか難しいように思えます。
そこで私は日々の生活の中で、情報から解放される時間を無理に作るのではなく「意識して見つける」ようにしています。
例えば、毎日通勤で駅まで歩く時間がその一つです。

歩いているので当然スマホという最も情報が流れ込みやすい蛇口が締まります。
空を見上げれば視界が広がり、街の匂いを感じようとすれば呼吸が深くなります。
ただの通勤時間ですが見方を変えると、歩いている時間はなかなか貴重な時間だと気づけます。

青空、曇り空、雨模様。 落ち葉、銀杏、芝生、土。
空の色と街の匂い、これが私の脳のバランスをとってくれる大事なキーワードです。

私が働くチームのミッションは、クラウドサービスを通して社会への価値提供を実現することです。
そのために価値の元となる種を生んだり、種が花を咲かせて花畑になるまでをどう実現するかを考えたりします。
時には大きな夢や未来をみんなで想像します。

脳に余裕や隙間がないと視野が狭くなり、アイデアや考え方が直接的、短絡的になってしまい良い結果を生むことが難しくなりがちです。

情報産業に従事しているのに、情報からの解放を求めるというのもどこか矛盾しているようですが、価値あるサービスを社会に届けられるよう、バランスの取れた時間の過ごし方をこれからも見つけていきたいと思います。