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2020年01月22日

株式会社ディーバ

第344回 混乱させるつもりが・・・

連結会計事業部 ソリューション推進部 第1グループ マネージャー 小宮 剛

「ダイアゴナル」という言葉をご存じでしょうか?

馴染みがある方はそう多くないと思いますが、「斜め」を意味する単語で、サッカーやフットサル(※)においては選手が斜めに走る動きや、それを駆使した戦術を指します。

(※)5人制のサッカーに近い競技
参考)一般財団法人日本フットサル連盟 「フットサルと11人制サッカーの違い」
http://www.jff-futsal.or.jp/futsal/difference.html

私は昨年より弊社のフットサル部に所属しており、活動において「ダイアゴナル」の戦術練習をする機会がありました。実際に行った具体的な内容は以下①~⑤及び図の通りです。
(なお、筆者の記憶に依存しており、完全に再現出来ているわけではない旨、ご容赦ください。)

 

 

①味方AはBにパスすると同時にBとCに一旦斜めに近づいた後、逆側に方向転換して斜めに走る
②味方BはCにパスを出し、Cを追い越すように走る
③味方Cは斜めに走っているAにパスを出す
④味方AはCからのパスを走りこんでくるBに折り返す
⑤味方BはAからのパスを受けシュートする

 

 

 

 

これは①でAが2度斜め(ダイアゴナル)に走り敵D・Eの守備範囲を意図的に曖昧にすることで混乱させて、一瞬AとBがフリーになり、その隙にゴールを狙うということを目的とした練習です。(守備側の戦術・動きについては長くなってしまうため、割愛します。)
練習においては、味方A~Cの3人をそれぞれ持ち回りで分担して実施したのですが、これが思ったよりも難しい!
Bの役割で縦に走ることを忘れてしまったり、CがBにパスしてしまったりと様々な失敗が生まれました。(Aの役割の後はC、Cの後はB、Bの後はAなど、役割をローテーションで変えていくのですが、その順番を間違え、一瞬Bの役割の人が不在になるなどのミスも発生しました・・・)
また、ある程度の回数をこなし、慣れてきたところでAとBの位置関係を逆(図とは逆方向へのダイアゴナルの動き)にして実施してみましたが、更なる混乱を招いたことは言うまでもありません。

今回は「ダイアゴナル」という戦術の”型”を行っただけであり、実際の試合においては刻々と変わる状況に応じて様々な判断が必要となります。
すぐに思い付くだけでも、
・ダイアゴナルを仕掛けるタイミング
・斜めに走る際の角度の付け方
・パスを受ける地点とパススピード・種類(浮き球、ゴロ)
・シュートを打つ位置と最後のパススピード
など、非常に奥深いものです。

振り返ると私自身は学生時代や社会人になってからもエンジョイ志向のフットサルチームに属しており、いきなり試合形式の練習をすることが殆どであったことから、自分の中で戦術練習を軽視していた部分があったのだと思いますが、重要性を痛感しました。
一人ひとりのやるべき事は決して難しくないのですが、役割やパターンを変えるなど臨機応変に実施しようとすると、いとも簡単に混乱が生じてしまう。
逆に、一人ひとりが適切な状況判断をすることで、難しいことを行わなくてもチームとしては素晴らしい結果(ゴール)を得ることができるということも言えます。非常に示唆に富む、刺激的な体験でした。

さて、私はここ数年大規模プロジェクトを担当させていただいております。
大きな業務改革を伴うプロジェクトで関係者も多岐にわたることから、時にはメンバー同士やチーム間での認識齟齬や混乱が生じる場面もあります。
困難なプロジェクトで目標を達成するためには何が必要でしょうか?

一つの答えとして、それぞれ自分の仕事を着実にこなすという基本が大切なことはもちろん、
・全体の状況の中で自分の仕事がどういう意味を持つのか
・次の工程や関係者が動き易くするには自分にどのような工夫ができるのか
というように、今まで以上にプロジェクトの文脈を考えて個々人が状況判断・行動することができれば、達成困難と思える目標にも近づいていくことが出来るはずです。

当たり前のことかも知れませんが、今回の体験を通じて勇気付けられ、改めて考えることが出来ました。こういった状態を作るには、個人に閉じるのではなく、チームとして実践と軌道修正を繰り返していくことが重要となりますので、これまで以上に「チームとして自立的に行動できるような仕組みを作ること」に重きを置いて日々の活動に取り組みたいと思います。

なお、弊社フットサル部は昨年末に行われた第11回ITSフットサル大会において、見事4位となりました!

参考)関東ITソフトウェア健康保険組合 「第11回ITSフットサル大会結果について」
https://www.its-kenpo.or.jp/NEWS/event_shisetsu/futsal11.html

今年は優勝できるよう、また、機会があれば「ダイアゴナル」を実戦で使えるよう精進します。