AVANT Chart

戦略・シナリオ策定のためのグループ経営ダッシュボード

AVANT Chartとは

AVANT Chartはグループ経営プロセスの内、上位である経営戦略・シナリオ策定に適したプロダクトです。
制度連結・管理会計データ、その他非財務データを集約化し、ROICシミュレーションをはじめ将来予測シミュレーションを実現する経営BIプラットフォームです。

システム全体イメージ

将来予測・シミュレーションにおける課題

経営戦略・シナリオ策定では中長期の将来予測が、予算編成や期中着地見込では短期の将来予測が起点となり、様々なアクションや計画立案が進みます。
この将来予測業務について勘と経験に頼っている企業が多いのが現状です。
しかし、VUCA時代の今、成り行きベースの成長を前提とした勘と経験では将来を見通すことは出来なくなってきており、ビジネスシナリオに沿って将来の見通しを財務諸表で捉えることが経営管理において必要になっています。
※グループ再編により、2023年1月にDIVA Empowerから、AVANT Chartに名称変更いたしました。

将来予測・計画・見込みの特長

△積上型予測(ボトムアップ型予測)

 

・恣意的に操作されやすい

・正確性に欠ける、確度や根拠が見えない、損益ドライバーが不明確

・スピード感がない

・シミュレーションができない

△統計的予測(トップダウン型予測)

 

・現場からの予測の理解を得づらい(現場との乖離)

・損益ドライバーが不明確

・コロナ禍においては予測 結果があてにならない

◎シナリオ型予測

 

・予測精度の向上、スピード向上

・損益ドライバーの明確化

・シミュレーションの容易さ、予測の理解しやすさ(予見されるシナリオと連動させやすい)

AVANT Chartの特長

・KPIテンプレートが標準搭載されているため、自社の会計情報・PSI情報をAVANT Chartへ投入するだけで即座に高度なKPI・経営分析を開始

・予見されるビジネスシナリオごとに将来予測を行い、将来のシナリオを比較して意思決定が可能

・ROICシミュレーション等のシナリオ入力による対話型でのシナリオ策定

・ディーバ製品の制度連結決算データ、管理会計データ(商品・顧客・拠点などの多軸データ)、非財務情報とのデータ連携

予測・シミュレーションの活用例

1. ROICを3%向上させるため売上5%増を目指す場合の資本構成はどうなるかをシミュレーションしたい
2. 為替レートが10%下落した場合の営業利益への影響はどうなるかをシミュレーションしたい
3. 最終仕向地への出荷量を10%増やすと連結営業利益はどうなるかをシミュレーションしたい

主な機能

予測・シミュレーション

損益シミュレーション

地域、事業、科目、通貨ごと等で予見されるシナリオ(楽観シナリオ・悲観シナリオ)を、為替、人件費、材料費、売上数量等の実数または%で設定することで、グループ全体の財務インパクトやKPIの着地予測ができます。

・損益ドライバーの任意の階層で為替、数量、単価等のビジネスのシナリオを地域・事業別等でインプットすることで、連結ベースでの損益予測を即座に得ることができます。
・登録したシナリオはP/LやKPIツリーなどで計画等と結果を比較できます。

損益シミュレーション
損益シミュレーション
ROICシミュレーション

自社の会計情報をAVANT Chartに登録することでKPIが自動計算され、ROICツリー等で結果をビジュアライズするだけでなく、構成因子となるKPIを変動した場合にグループ全体のKPIのどこに、どれだけ影響するのか?をシミュレーションすることができます。

ROICシミュレーション
シナリオ分析

将来予見されるシナリオを作成し、シミュレーションをした結果を横並びにしてシナリオ間比較をすることで、どのシナリオになると将来の財務状況はどうなるのか?を確認して意思決定できるようになります。

・作成したシナリオは、比較対象を選択して差異を求めたり、シナリオ同士を並べて将来予測を比較したり、好きな比較方法で分析することができます。
・将来のシナリオを入力し、その入力結果に基づく将来着地やKPIをシミュレーションすることが可能です(楽観シナリオ、悲観シナリオでの利益幅・トレンドを視覚的にレポートで表現できます)。
・シナリオは複数作成することができます。

シナリオ分析

会計BI機能

財務諸表ビュー

グループ経営管理において必須となる、連結/個別の財務諸表を表示するためのビューです。
例えば、P/Lにおける単位の異なる情報(営業利益と営業利益率、売上高と売上数量等)や当年、前年、予算との比較を、一切のデータの加工なくビューで表現できます。

財務諸表ビュー
財務諸表ビュー
単月、累計等の自由な期間集計分析

経営分析において重要となる集計期間を自由に切り替えて把握するなど、異なる集計期間で比較できます。

例えば、単月での業績評価から累計に切り替えて分析したり、単月/累計それぞれを予算や前年と比較したり、単月と移動平均との比較や直近四半期平均との比較、移動累計による成長率計算をAVANT Chart上で画面を切り替えるだけで分析できます。設定できる期間集計は下記があります。(一部抜粋)

・単月
・期中累計
・四半期/半期累計
・移動平均
・xか月平均
・移動累計
・成長率(CAGR)

単月、累計等の自由な期間集計分析
予実差異分析/予予差異分析

過去の実績に加え、予算情報や見込情報、AVANT Chartにて策定できる着地見込みをそれぞれ比較して前年差異、予実差異、予予差異、実績・シナリオ差異分析などができます。
多軸分析や期間集計と組み合わせた自由度の高い要因分析が可能です。

予実差異分析/予予差異分析
KPI分析

経営分析に必要なKPIテンプレートが標準搭載されているため、お客様の保有するデータをAVANT Chartに登録すれば、即座にKPIの結果を得ることができます。
また、KPIは標準以外にも自由に追加登録できるためお客様の経営管理にあったKPI分析を実現できます。
KPIはリスト形式やツリービュー形式などで分析・シミュレーションができます。

KPI分析
KPI分析

多軸分析

分析軸定義/階層定義

経営分析に必要な多軸での詳細な分析ができます。分析軸はグループ経営管理において基本となる時間軸、勘定科目/KPI軸、通貨軸、比較軸(実績/予算/見込/シナリオ..)に加え、商品・顧客・地域・生産拠点等のお客様毎に自由に定義できる分析軸を登録することでお客様の経営管理にあった視点での分析ができます。
また、階層定義を利用するレポートごと、ユーザーごとに自由に階層構造を定義して分析できます。階層の集計単位を複数定義できるため、ユースケースごとやユーザー権限ごとに分析軸を用意できます。

分析軸定義/階層定義

アナリティクス機能

ピボットテーブル

業績を詳細に分析する担当者向けに、多軸(分析軸)を入れ替えて分析できるピボットテーブルでスピーディに分析結果を得られます。
たとえば、商品>顧客の順や、顧客>商品といった階層順序を画面上で切り替えて分析できます。

ピボットテーブル
ビジュアライゼーション

データを直感的に捉える機能が多数搭載されています。KPIのトレンドを把握するグロースチャートや多軸を活用したマトリクスのチャートで色により比較するヒートマップ、営業パイプライン管理等に利用可能なトルネードチャートやスパークラインによる傾向分析、見慣れた円グラフや棒・折れ線グラフなどの一般的なチャートを利用してビジュアライゼーションできます。

ビジュアライゼーション

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