株式会社ツムラ

連結決算アウトソーシング活用による 属人化リスクの解消とワークスタイル改革

 

導入製品・サービス: 決算業務アウトソーシング

導入前の課題

日々のルーチンワークや膨大な制度決算業務により経営指標分析・予測業務に注力できない
コンバージェンス、SOX法、決算業務ボリューム増大などの外部要因に加え、社内での属人化などの内部要因が重なり、本来経理部として取り組むべき経営指標分析・予測業務に時間を割くことができていなかった。

導入効果

属人化からの脱却と組織体制の構築
業務ローテーションができるようになったことと、繁忙・閑散の激しい業務変動がなくなったことにより、組織体制や人員体制が組みやすくなった。さらに、経営陣からより高度な業務を期待される組織になった。
メンバー1人1人の意識向上
「連結財務諸表を仕分けして作る」のではなく、財務面・経理的視点から未来の「あるべき連結財務諸表を作る」という意思に変化してきた。また、付加価値業務とは何かを1人1人が意識し、考える風潮が芽生えてきた。

属人化リスクの解消とワークスタイル改革 連結決算アウトソーシング活用による属人化リスクの解消とワークスタイル改革

制度決算業務の省力化を図るため、開示までの一連の業務をシステム化することを検討した。しかし、連結決算業務を一部Excelからシステム化したところで、本質的な問題である属人化によるリスクや日々のルーチンワークからの脱却という部署の課題を解消できるわけではないと考え、検討しつつも先に進まぬ状況が続いていた。 また、アウトソーシングも検討したが、一般の会計事務所ではデータベース化できるわけではなく、アウトソーシングしたところで、最も重要である経営的に必要不可欠な分析業務や予測業務を効率的にできないと思い、これも断念していた。 そんな中、連結会計システムメーカーであるディーバ*が、連結決算をアウトソースするサービスを開始したという記事を目にし、これらの課題をすべて払拭できると思い、前向きに検討を開始した。

*2017年10月1日付けでディーバ社アウトソーシング部門がフィエルテ社として事業分割により設立 2022年10月1日事業再編により株式会社フィエルテは社名変更をし、現在は株式会社ディーバとしてアウトソーシングサービスを提供

アウトソーシングサービス導入の前後比較

アウトソーシング導入前

他人作成のExcelを理解するのは現実的に難しく、ほとんど分析・予測・シミュレーション業務に注力できていなかった。さらに、決算業務のボリュームが多く、多数の人員が割かれ、毎年かなりの工数を要していた。

アウトソーシング導入後

制度決算業務はすべてディーバにアウトソーシングし、膨大な業務が削減。ツムラ様はDivaSystem LCAに入力されたデータを多様な形で抽出でき、分析・シミュレーション予測が可能になった。さらには、経理業務全体の課題を本質的に考え、仕組みを抜本的に改善することに注力できるようになった。

決算業務などの専門的なルーティンワークをディーバにアウトソーシングしたことで、より高度な業務にフォーカスすることが可能になり、経営陣からも期待される組織になった。  

会社概要

会社名
株式会社ツムラ
本社所在地
東京都港区赤坂二丁目17番11号
代表者
代表取締役社長 加藤 照和
創業
1893年(明治26年)4月10日
事業内容
医薬品(漢方製剤)の製造販売
従業員
約2,784人(連結)
連結売上高
954億50百万円
グループ会社
子会社・関連会社数(国内外)計11社