2022.12.21 プレスリリース

ディーバとEY新日本有限責任監査法人、連結監査対応の効率化ソリューションを共同開発

ソリューションの実用化に向け、パイロットプロジェクトを推進

アバントグループで、連結会計システムと決算業務のアウトソーシングサービスを提供する株式会社ディーバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:永田 玄、以下 ディーバ)と、会計監査を担う大手監査法人であるEY新日本有限責任監査法人(東京都千代田区、理事長:片倉 正美、以下「EY新日本」)は、上場企業などの連結決算・監査の両プロセスの負担軽減・業務効率化に貢献すべく、財務報告の作成過程から監査対応までが一体となるシームレスなデータ連携機能を構築するための共同開発プロジェクトおよびその試験運用に着手したことをお知らせいたします。

背景

日本企業ではコロナ禍におけるビジネスの多様化に加え、会計基準も年々増加かつ複雑化しており、企業の連結決算およびその監査対応に係る一連の業務負担は拡大しております。一方で、デジタル技術の進展に伴い、企業における財務・非財務データの整理や蓄積が進み、監査においてそれらを最大限に活用するデータファーストアプローチが浸透してきています。

そこで、ディーバとEY新日本はデジタル技術による監査業務のオートメーションに着目し、監査法人による監査完了までが一連の業務である企業の連結決算プロセスの負担軽減およびその監査に係る関係者の業務効率化を実現するべく、共同開発プロジェクトをスタートさせ、さらにパイロットプロジェクトとして実用化に向けた試験運用に着手するに至りました。

この度、ディーバとEY新日本が連携することで、相互の視点での課題理解と解決方法の提案を実現し、両社のノウハウを最大限に活かしたソリューションの提供が可能となります。

主な取り組み内容

ディーバの連結会計システムである「DivaSystem LCA」に格納される企業の決算データをEY新日本のデータ受領サーバーに連携し、財務報告の作成過程から監査対応までがシームレスとなる機能を開発いたします。

連結会計システムの専門ベンダーであるディーバのノウハウと、EY新日本の監査業務のノウハウを集約し、データ連携方法を確立することで、連結決算プロセスと監査プロセスを繋ぎ、両プロセスの負担軽減、業務効率化に貢献します。

現在では、数社の企業でパイロットプロジェクトとして当データ連携機能をご利用いただいており、今後、そのフィードバックを反映させながら更なる業務効率化に向けてソリューション強化に努めてまいります。

本ソリューションの機能・効果

「DivaSystem LCA」を利用する連結決算ご担当者様が、監査調書の元データとなる決算データを一括出力し、EY新日本のデータ受領サーバーへワンアクションでAPIデータ連携を行います。

これにより、企業と監査法人との間に生じるメールやWebストレージでのデータ受け渡し作業が排除され、決算期のタイトなスケジュールでの複数回にわたる決算データ更新においてもシームレスなデータ連携が可能となり、工数・時間削減につながります。

DivaSystem LCAについて

「DivaSystem LCA」は、株式会社ディーバが提供する連結会計システムです。大企業から中堅中小企業・IPO準備中の企業まで、幅広くお使いいただける機能・サービス・価格でご提供しており、約1,200社のお客様にご導入いただいております。

  • 「標準的な業務プロセス」や「標準レポート」をはじめからご用意。連結決算初心者でも安心
  • 小さく始められる「利用料モデル」、短期間で連結決算が始められる「短期導入モデル」
  • グループ会社や監査法人ともクラウドでつながり、効率的にリモート決算やリモート監査が可能

「DivaSystem LCA」製品概要
https://www.diva.co.jp/products_services/lca/

ディーバでは、今後も連結決算・開示を支えるソフトウェア/サービスを提供してまいります。

上記に関するお問い合わせ先

株式会社ディーバ 広報担当 diva_pr@diva.co.jp